1861年–1877年までの録音・音声記録
1861年–1877年は、近代国家の再編、交通網の拡大、通信技術の発達が重なった時期でした。アメリカ合衆国では1861年にアメリカ合衆国南北戦争(American Civil War)が始まり、1863年の奴隷解放宣言(Emancipation Proclamation)を経て、1865年に終結しました。同年にはエイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln, 1809–1865)が暗殺され、戦後のアメリカ合衆国は再建期へ入りました。日本では1868年に明治維新が進み、政治制度と社会構造の大きな転換が始まりました。1869年にはスエズ運河(Suez Canal)が開通し、欧州とアジアを結ぶ海上交通の距離と時間が大きく短縮されました。1870年–1871年の普仏戦争(Franco-Prussian War)は欧州の勢力図を変え、1871年にはドイツ帝国(German Empire)が成立しました。1873年には金融恐慌が起こり、鉄道投資や国際金融を背景とする長期不況が広がりました。1876年にはアレクサンダー・グラハム・ベル(Alexander Graham Bell, 1847–1922)の電話がフィラデルフィア万国博覧会(Centennial Exhibition)で注目を集め、1877年にはアメリカ合衆国で鉄道大ストライキ(Great Railroad Strike of 1877)が発生しました。このような政治・経済・交通・通信の変化のなかで、音を目で記録するフォノートグラフ(Phonautograph)から、音を記録して再生するフォノグラフ(Phonograph)へと、音声記録の歴史も大きな転換点を迎えました。
この期間に掲載している録音・再生実験:1件
1861年
7月15日
エドゥアール=レオン・スコット・ド・マルタンヴィル(Édouard-Léon Scott de Martinville, 1817–1879)は、1861年7月15日、フォノートグラフによる音声記録の成果をまとめた資料「Inscription automatique des sons de l’air au moyen d’une oreille artificielle」をフランス学士院科学アカデミー(Académie des sciences de l’Institut de France)へ提出しました。この資料は、1861年に新たな録音が行われたことを示すものではなく、1850年代後半から1860年にかけて行われたフォノートグラム(Phonautogram)の実験成果を整理・保存する性格を持つものです。1860年4月9日の「Au Clair de la Lune」も、この1861年提出資料に含まれる記録として確認されています。スコット・ド・マルタンヴィルの装置は音を再生するためのものではなく、空気中を伝わる音の振動を紙上の線として固定し、視覚的に研究するための装置でした。1861年の提出資料は、再生可能な録音装置が登場する前に、音声の痕跡が学術資料として保管され、後世に残されたことを示しています。
1864年
アレクサンダー・メルヴィル・ベル(Alexander Melville Bell, 1819–1905)は、1864年に視話法(Visible Speech)を考案しました。視話法は、発音器官の位置や動きを記号で示し、聴覚に頼らずに発話を学ぶための音声表記体系でした。これは録音装置ではありませんが、音声を目に見える記号へ置き換える試みであり、のちにアレクサンダー・グラハム・ベルが音の振動を可視化する研究へ進む背景のひとつになりました。フォノートグラムが音波を線として記録したのに対し、視話法は人間の発音動作を記号化する方法でした。音を「見える形」に変換するという点で、録音・音声記録前史に位置づけられる事象です。
1866年
ジョセフ・ヘンリー(Joseph Henry, 1797–1878)は、1866年、スミソニアン協会(Smithsonian Institution)のために、ルドルフ・ケーニヒ(Rudolph Koenig, 1832–1901)製のフォノートグラフを購入しました。ケーニヒは、スコット・ド・マルタンヴィルのフォノートグラフをもとにした科学機器を製作・販売していたパリの楽器製作者で、この装置は音を再生するものではなく、音波を可視化して研究するための装置でした。この購入は、新たな録音が行われたことを示す事象ではありませんが、フォノートグラフがフランス国内の実験装置にとどまらず、アメリカ合衆国の科学機関にも導入されたことを示しています。音を記録する装置が研究機器として移動し、保存されたという点で、エジソン以前の音声記録史に位置づけられる出来事です。
1874年
ウィリアム・ヘンリー・バーロウ(William Henry Barlow, 1812–1902)は、1874年、発話時に生じる空気圧の変化を記録するロゴグラフ(Logograph)について発表しました。ロゴグラフは音波そのものを録音・再生する装置ではなく、人間が発話するときの息の圧力や持続を記録する装置でした。そのため、フォノートグラフや後のフォノグラフとは目的が異なりますが、発話を物理的な線や記録として扱う研究として、音声記録前史に位置づけられます。
同じ1874年、アレクサンダー・グラハム・ベルとクラレンス・ジョン・ブレイク(Clarence John Blake, 1843–1919)は、切除された人間の中耳を用いた耳のフォノートグラフ(Ear Phonautograph)を製作しました。この装置は、声による振動を中耳の構造を通して煤を付けたガラス板上の線に変換するもので、音を再生する機械ではありませんでした。しかし、人工膜ではなく人間の耳の構造を利用して音の振動を可視化した点で、フォノートグラフの考え方を医学・音響学・聴覚教育の領域へ拡張する試みでした。1874年には、音を聞くための記録だけでなく、音を観察し、発話と聴覚の仕組みを理解するための記録も進められていました。
1875年
クラレンス・ジョン・ブレイクは、1875年2月4日発行の「ボストン医学外科学雑誌(The Boston Medical and Surgical Journal)」第92巻第5号に、「The Use of the Membrana Tympani as a Phonautograph」を発表しました。この論文は、1874年にアレクサンダー・グラハム・ベルとブレイクが製作した耳のフォノートグラフの実験を、医学・音響学の文脈で記録したものです。耳の鼓膜を音の振動を受ける膜として利用し、その動きを線として記録する考え方は、通常のフォノートグラフを人間の聴覚器官へ置き換える試みでした。この論文によって、耳のフォノートグラフは、同時代の医学雑誌に記録された音声可視化実験として残されました。
1876年
クラレンス・ジョン・ブレイクは、1876年に「アーカイブズ・オブ・オフサルモロジー・アンド・オトロジー(Archives of Ophthalmology and Otology)」第5巻第1号で、「The Use of the Membrana Tympani as a Phonautograph and Logograph」を発表しました。この論文では、耳のフォノートグラフに加えて、発話の痕跡を記録するロゴグラフの考え方も扱われました。音を再生する装置ではありませんでしたが、人間の聴覚器官や発話運動を使って音声を線として記録する研究が、医学と音響学の領域で続いていたことを示しています。
同じ1876年、シャルル=レオポルド・ロザペリ(Charles-Léopold Rosapelly, 生没年不明)は、ルイ・アヴェ(Louis Havet, 1849–1925)との協力のもと、エティエンヌ=ジュール・マレー(Étienne-Jules Marey, 1830–1904)の実験生理学の方法を応用し、発話時の喉頭、唇、軟口蓋の動きを記録しました。この研究は音波そのものを録音するものではなく、発音の身体運動を図として記録するものでした。音声は、聞く対象であると同時に、測定し、線で表す対象としても扱われるようになっていました。
トーマス・アルバ・エジソン(Thomas Alva Edison, 1847–1931)は、1876年にエンボス式翻訳電信機(Embossing Translating Telegraph)を設計しました。この装置は音声録音機ではなく、電信信号を記録し、後で再送・変速するための装置でした。しかし、記録された信号を後から再生するという発想は、翌1877年にフォノグラフへ向かうエジソンの構想と深く関係していました。1876年の時点では、音声記録はまだ複数の研究領域に分かれていましたが、身体運動の記録、音の可視化、信号の再生という要素が、フォノグラフ成立の直前まで蓄積されていました。
1877年
1877年には、音を視覚的に記録する段階から、音を記録して再生する段階へ向かう動きが明確になりました。シャルル・クロ(Charles Cros, 1842–1888)は、フォノートグラムのような音の痕跡から音を再生する構想を示しましたが、実際の装置は製作しませんでした。一方、トーマス・アルバ・エジソン(Thomas Alva Edison, 1847–1931)は、電話と電信の研究から、声の振動を記録して後から再生する装置の設計へ進みました。1877年後半には、紙テープ式の構想から錫箔円筒式のフォノグラフへと設計が変化し、12月には録音と再生を同じ機械で行う実験に到達しました。この年は、スコット・ド・マルタンヴィル以来の音声記録が、再生可能な録音技術へ転換した年でした。
4月30日
シャルル・クロは、1877年4月30日、音を記録し、後から再生する方法を記した封印文書をフランス学士院科学アカデミーへ提出しました。この構想は、フォノートグラムのような音の痕跡をもとに、記録された振動を再び音へ戻すことを目指したものでした。クロはこの装置をのちにパレオフォン(Paléophone)と呼びましたが、実際に装置を製作し、試験したことは確認されていません。4月30日の封印文書は、エジソンのフォノグラフ完成より前に、録音された痕跡から音を再生する方法が具体的に考案されていたことを示しています。
7月17日–18日頃
エジソンは、1877年7月17日頃、電話を「話す電信」として捉え、電話のメッセージを記録する方法を考えていました。これは、音楽や朗読を保存するための録音機ではなく、電話と電信の延長にある記録装置の構想でした。翌7月18日頃には、エジソンは振動板にエンボス針を取り付け、急速に動くパラフィン紙に接触させる実験を行いました。この実験で、声による振動が紙に刻まれることが確認され、声を記録し、後から再生できる可能性が見え始めました。この段階の構想はまだ錫箔円筒式のフォノグラフではありませんでしたが、電話音声を記録する発想から、再生可能な音声記録装置へ向かう入口になりました。
8月頃
1877年8月頃、エジソンは、自身のノートに描いた音声記録装置をフォノグラフと呼び始めました。この時期の構想は、まだ12月に完成する錫箔円筒式の装置ではなく、電話や電信のメッセージを記録するための紙テープ式の案に近いものでした。エドワード・ヒバード・ジョンソン(Edward Hibberd Johnson, 1846–1917)は、エジソンの発明を紹介する講演活動のなかで、この新しい音声記録装置の構想に触れていました。8月頃のフォノグラフ案は、完成品ではありませんでしたが、音声を一時的な現象ではなく、機械で記録できる対象として扱う発想が明確になった段階でした。
9月7日
エジソンは、1877年9月7日、フォノグラフという新しい発明を知らせるための非公式な発表文を草稿として作成しました。ただし、この時点でフォノグラフはまだ公開できる段階には達していなかったため、エジソンはこの発表文を公表しませんでした。9月の段階では、音声を記録して再生する構想はすでに明確になっていましたが、装置の具体的な形はなお試行中でした。実際の製作へ向かう錫箔円筒式の設計は、11月に入ってから具体化していきます。
10月10日
1877年10月10日、ル・ブラン、またはアベ・ルノワール(Le Blanc / Abbé Lenoir, 生没年不明)は、ラ・スメーヌ・デュ・クレルジェ(Le Semaine du Clergé)にシャルル・クロの構想を紹介する記事を発表しました。4月30日の封印文書はフランス学士院科学アカデミーに預けられた未公開資料でしたが、この10月の記事によって、記録された音の痕跡を再び音へ戻すというクロの考え方が公に説明されました。この時点でも、パレオフォンは実機として製作されていませんでした。エジソンのフォノグラフがフランスで知られる前に、音を記録し、再生する方法が印刷物を通じて示されたことになります。
10月31日
アレクサンダー・グラハム・ベルは、1877年10月31日、電信技術者協会(Society of Telegraph Engineers)で「Researches in Electric Telephony」を発表しました。この論文は電話を中心にした内容ですが、ベルが人間の耳の働きや音の振動をどのように理解していたかを示す資料でもあります。1874年の耳のフォノートグラフは、音の振動を目に見える線として記録する実験でした。1877年のベルの講演は、その音響研究が電話の技術へ展開していたことを示しています。録音装置そのものを扱った発表ではありませんが、音声を機械で扱う研究が、音の可視化から電気的な伝送へ広がっていたことがわかります。
11月1日
エジソンは、1877年11月1日、紙テープに音声を記録するフォノグラフ案をスケッチしました。この案は、まだ錫箔円筒式の装置ではなく、電信信号を紙テープに記録する装置の発想に近いものでした。エジソンは、電信の記録を後から再送する仕組みを、電話の声にも応用できると考えていました。11月1日のスケッチは、7月の電話音声記録構想から、実際に再生可能な音声記録装置を設計する段階へ進んでいたことを示しています。
11月10日
エジソンは、1877年11月10日、錫箔を巻いた円筒を用いるフォノグラフ案をスケッチしました。この設計では、溝を切った円筒を手回しで回転させ、その表面に巻いた錫箔へ声の振動を刻み、同じ痕跡をたどって音を再生することが想定されていました。11月1日の紙テープ式の案に比べると、このスケッチは後に完成する錫箔円筒式フォノグラフにかなり近いものでした。音声を一方向に記録するだけでなく、同じ記録面から再び音を取り出すという構想が、ここで具体的な機械設計としてまとまり始めました。
11月下旬
1877年11月下旬までに、エジソンは錫箔円筒式のフォノグラフ案に満足し、機械工のジョン・クルーシ(John Kruesi, 1843–1899)に実機の製作を任せました。11月10日のスケッチで示された設計は、この段階で図面上の構想から工作室で製作される機械へ移りました。クルーシが製作した装置は、12月初旬に完成し、エジソンと助手たちを驚かせる結果を出すことになります。
12月4日–12月6日頃
錫箔円筒式フォノグラフは、1877年12月4日–12月6日頃にかけて製作・完成したと考えられています。エジソンの助手チャールズ・バチェラー(Charles Batchelor, 1845–1910)の日記は、ジョン・クルーシが12月4日にフォノグラフを製作し、2日後に完成させたことを示す資料として扱われています。このため、フォノグラフの完成日は、後年に広まった1877年8月12日ではなく、1877年12月上旬とみるのが現在の研究では安全です。11月下旬に図面上の構想から実機製作へ移った装置は、この数日のあいだに、実際に声を記録し、再生する機械として姿を現しました。
12月6日頃
1877年12月6日頃、エジソンはジョン・クルーシが製作した錫箔円筒式フォノグラフを用い、「Mary Had a Little Lamb」を口述して録音・再生を試みたとされます。1877年当時の錫箔録音そのものは現存していませんが、この実験は、音を物理的な痕跡として記録し、その痕跡から再び音を取り出すことに成功した出来事として伝えられています。ここでは現存録音ではなく、録音・再生実験として掲載します。
| Title | Artist | Matrix | Catalog No. |
|---|---|---|---|
| Mary Had A Little Lamb | Thomas Alva Edison |
【1877年12月6日の出来事】
・ワシントン・ポスト創刊
1877年12月6日、アメリカ合衆国の首都ワシントンで、日刊新聞ワシントン・ポスト(The Washington Post)の創刊号が発行されました。創刊号は4ページ建てで、価格は3セントでした。エジソンのフォノグラフが完成したとされる時期と同じ日に、政治都市ワシントンでは新しい新聞が読者に向けて発行されていました。
12月7日
エジソンは、1877年12月7日、チャールズ・バチェラー、エドワード・ヒバード・ジョンソンとともに、錫箔円筒式フォノグラフをニューヨークのサイエンティフィック・アメリカン(Scientific American)編集部へ持ち込みました。編集部で行われた実演では、機械が人の声を記録し、再び聞こえる形で返すことが示されました。この訪問は、フォノグラフが実験室内の装置から、新聞・雑誌を通じて広く知られる発明へ移るきっかけになりました。
12月15日
エジソンは、1877年12月15日、フォノグラフに関する特許明細書に署名しました。この明細書では、人間の声やその他の音を永続的な痕跡として記録し、その痕跡から後に音を再生することが目的として示されました。12月上旬の実験で実際に音の記録と再生が可能であることを確かめたエジソンは、発明を特許として保護する手続きへ進みました。この明細書は、のちにアメリカ合衆国特許第200,521号(United States Patent No. 200,521)として出願・登録されるフォノグラフ特許の基礎になりました。
12月22日
サイエンティフィック・アメリカンは、1877年12月22日号に「The Talking Phonograph」を掲載しました。記事は、12月7日に編集部で行われたフォノグラフ実演を受けたもので、人の声を記録し、再び聞こえる形で再生する新しい機械を読者に紹介しました。エジソンの発明は、この報道によって専門家や発明関係者だけでなく、一般読者にも強い関心を呼ぶ対象になりました。フォノグラフは、音を記録する実験装置から、社会的な注目を集める発明へと変わっていきました。
12月24日
エジソンは、1877年12月24日、アメリカ合衆国特許第200,521号を出願しました。この特許は、フォノグラフまたは話す機械に関するもので、人間の声やその他の音を永続的な痕跡として記録し、後から再び聞こえる形に戻すことを目的としていました。12月上旬の実験、12月7日の実演、12月15日の明細書署名を経て、フォノグラフは発明の実演段階から特許出願の段階へ進みました。この出願は、翌1878年2月19日に特許として登録されることになります。
References
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https://www.archives.gov/milestone-documents/emancipation-proclamation - FAQ The Assassination/Ford’s Theatre National Historic Site, National Park Service
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https://www.britannica.com/topic/Suez-Canal/History - Franco-German War/Encyclopaedia Britannica
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https://www.firstsounds.org/research/scott.php - Édouard-Léon Scott de Martinville’s phonautograms/First Sounds
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https://royalsocietypublishing.org/rspl/article/22/148-155/277/37346/I-On-the-pneumatic-action-which-accompanies-the - Writing Sound/Science Museum Group Journal
https://journal.sciencemuseum.ac.uk/article/writing-sound/ - The Use of the Membrana Tympani as a Phonautograph/Clarence J. Blake, The Boston Medical and Surgical Journal, Vol. 92, No. 5, 1875
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJM187502040920502 - Chapitre XI. Quand la physiologie du mouvement s’intéresse au langage parlé/CNRS Éditions, OpenEdition Books
https://books.openedition.org/editionscnrs/2745 - Origins of Sound Recording: Charles Cros/Thomas Edison National Historical Park, National Park Service
https://www.nps.gov/edis/learn/historyculture/origins-of-sound-recording-charles-cros.htm - Origins of Sound Recording: Edison’s Path to the Phonograph/Thomas Edison National Historical Park, National Park Service
https://www.nps.gov/edis/learn/historyculture/origins-of-sound-recording-edisons-path-to-the-phonograph.htm - The Tinfoil Phonograph/Thomas A. Edison Papers, Rutgers University
https://edison.rutgers.edu/life-of-edison/biographical-essays/tinfoil-phonograph/the-tinfoil-phonograph - Inventing Sound Recording/Thomas A. Edison Papers, Rutgers University
https://edison.rutgers.edu/life-of-edison/biographical-essays/tinfoil-phonograph/inventing-sound-recording - History of the Cylinder Phonograph/Library of Congress
https://www.loc.gov/collections/edison-company-motion-pictures-and-sound-recordings/articles-and-essays/history-of-edison-sound-recordings/history-of-the-cylinder-phonograph/ - The telephone: a lecture entitled, Researches in electric telephony/Alexander Graham Bell, HathiTrust Digital Library
https://catalog.hathitrust.org/Record/007937420 - The Talking Phonograph/Scientific American, December 22, 1877
https://www.scientificamerican.com/article/the-talking-phonograph/ - Improvement in Phonograph or Speaking Machines/United States Patent No. 200,521, Google Patents
https://patents.google.com/patent/US200521A/en - Cat bites, the pope’s health, a ‘dull’ Capitol: The Washington Post’s first edition in 1877/The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/news/retropolis/wp/2017/12/06/cat-bites-the-popes-health-a-dull-capitol-the-washington-posts-first-edition-in-1877/
