1937年1月に録音された音楽

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1937年1月に録音された音楽

1937年1月は、欧米と東アジアで政治・社会・文化の変化が重なった月でした。1月1日、英国で公共秩序法1936年(Public Order Act 1936)が施行され、政治的制服や示威行進への規制が強まりました。1月7日、オランダでプリンセス・ユリアナ(Princess Juliana, 1909–2004)とベルンハルト・ツー・リッペ=ビースターフェルト(Prince Bernhard of Lippe-Biesterfeld, 1911–2004)が結婚しました。1月18日以降、米国ではオハイオ川洪水(Ohio River Flood of 1937)が拡大しました。1月19日、ハワード・ヒューズ(Howard Hughes, 1905–1976)はヒューズH-1レーサー(Hughes H-1 Racer)で米国横断速度記録を更新しました。1月20日、フランクリン・デラノ・ルーズベルト(Franklin Delano Roosevelt, 1882–1945)が第2期大統領就任演説を行いました。1月21日、ベーラ・バルトーク(Béla Bartók, 1881–1945)の弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽(Music for Strings, Percussion and Celesta)がバーゼルで初演され、英国放送協会(British Broadcasting Corporation)ではクックス・ナイト・アウト(Cook’s Night Out)が放送されました。1月23日、日本で広田弘毅(1878–1948)内閣が総辞職し、同日からソビエト連邦で第二次モスクワ裁判(Second Moscow Trial)が始まりました。1月30日、アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler, 1889–1945)はドイツ国家芸術科学賞(German National Prize for Art and Science)を創設し、ドイツ国民のノーベル賞(Nobel Prize)受賞を禁じました。

この月の確認されている録音:0曲

1937年1月の録音に関する情報のまとめ

1937年1月の録音関連資料では、米国の大手商業レーベルがスウィング、ジャズ、ポピュラー音楽の録音を継続していたことが確認できます。ニューヨークでは、アールシーエー・マニュファクチャリング社(RCA Manufacturing Company, Inc.)のビクター(Victor)がベニー・グッドマン・アンド・ヒズ・オーケストラ(Benny Goodman and His Orchestra)の録音を行い、デッカ・レコード社(Decca Records, Inc.)はチック・ウェブ・アンド・ヒズ・オーケストラ(Chick Webb and His Orchestra)とカウント・ベイシー・アンド・ヒズ・オーケストラ(Count Basie and His Orchestra)の録音を残しました。アメリカン・レコード・コーポレーション(American Record Corporation)系では、ヴォカリオン(Vocalion)、オーケー(OKeh)、ブランズウィック(Brunswick)などに関わるビリー・ホリデイ(Billie Holiday, 1915–1959)とテディ・ウィルソン(Teddy Wilson, 1912–1986)の録音が確認できます。

アールシーエー・ビクター

アールシーエー・マニュファクチャリング社(RCA Manufacturing Company, Inc.)のビクター(Victor)では、1937年1月14日にニューヨークでベニー・グッドマン・アンド・ヒズ・オーケストラ(Benny Goodman and His Orchestra)の録音が行われました。この日に確認できる録音は「Goodnight, My Love」「I Want To Be Happy」「Chloe (Song of the Swamp)」「Rosetta」です。ベニー・グッドマン・アンド・ヒズ・オーケストラ(Benny Goodman and His Orchestra)は、1930年代後半の米国スウィング市場を代表する録音主体のひとつであり、この月のビクター(Victor)録音は同社のスウィング系カタログの継続を示しています。

デッカ・レコード社

デッカ・レコード社(Decca Records, Inc.)では、1937年1月14日と1月15日にニューヨークでチック・ウェブ・アンド・ヒズ・オーケストラ(Chick Webb and His Orchestra)の録音が行われました。1月14日には「Take Another Guess」と「Love Marches On」、1月15日には「There’s Frost On The Moon」と「Gee, But You’re Swell」が確認できます。この時期のチック・ウェブ・アンド・ヒズ・オーケストラ(Chick Webb and His Orchestra)には、エラ・フィッツジェラルド(Ella Fitzgerald, 1917–1996)とルイ・ジョーダン(Louis Jordan, 1908–1975)が関わる録音が含まれ、デッカ・レコード社(Decca Records, Inc.)のスウィング系カタログを形成していました。

デッカ・レコード社のカウント・ベイシー録音

デッカ・レコード社(Decca Records, Inc.)では、1937年1月21日にニューヨークでカウント・ベイシー・アンド・ヒズ・オーケストラ(Count Basie and His Orchestra)の録音も行われました。この日に確認できる録音は「Honeysuckle Rose」「Pennies From Heaven」「Swinging At The Daisy Chain」「Roseland Shuffle」です。「Honeysuckle Rose」と「Roseland Shuffle」はデッカ(Decca)1141として確認でき、カウント・ベイシー・アンド・ヒズ・オーケストラ(Count Basie and His Orchestra)が全国的な商業録音の場へ進んだ時期の重要な記録です。

アメリカン・レコード・コーポレーション

アメリカン・レコード・コーポレーション(American Record Corporation)系では、1937年1月8日にニューヨークでレッド・ジェサップ・アンド・ヒズ・メロディ・メイカーズ(Red Jessup and His Melody Makers)の録音が行われました。この日の録音として「This Year’s Kisses」「You’re Laughing At Me」「Trouble Don’t Like Music」「Moonlight And Shadows」が確認でき、コンクェラー(Conqueror)やヴォカリオン(Vocalion)などの系統で流通した録音が含まれます。1937年1月12日には、ビリー・ホリデイ・アンド・ハー・オーケストラ(Billie Holiday and Her Orchestra)が「One Never Knows, Does One?」「I’ve Got My Love To Keep Me Warm」「If My Heart Could Only Talk」「Please Keep Me In Your Dreams」を録音しました。1937年1月25日には、テディ・ウィルソン・アンド・ヒズ・オーケストラ(Teddy Wilson and His Orchestra)がビリー・ホリデイ(Billie Holiday, 1915–1959)をヴォーカルに迎え、「He Ain’t Got Rhythm」「This Year’s Kisses」「Why Was I Born?」「I Must Have That Man!」を録音しました。