1944年10月に録音された音楽

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1944年10月に録音された音楽

1944年11月、1944年アメリカ合衆国大統領選挙(1944 United States presidential election)では、フランクリン・デラノ・ルーズベルト(Franklin Delano Roosevelt, 1882–1945)が11月7日に再選され、第4期政権への道が開かれました。11月1日にはシカゴで国際民間航空会議(International Civil Aviation Conference)が始まり、戦後の国際航空制度をめぐる協議が進められました。ヨーロッパ戦線では、11月12日のカテキズム作戦(Operation Catechism)により、ドイツ戦艦ティルピッツ(German battleship Tirpitz)がノルウェーのトロムソ近郊で撃沈されました。ハンガリーでは11月8日、ブダペストのユダヤ人7万人以上がオーブダのウイラキ煉瓦工場に集められ、オーストリア方面への死の行進を強いられました。太平洋戦線では11月24日、マリアナ諸島から出撃したボーイングB-29スーパーフォートレス(Boeing B-29 Superfortress)が東京方面を攻撃し、日本本土に対する戦略爆撃は新たな段階に入りました。文化面では、映画『若草の頃』(Meet Me in St. Louis)が11月22日にセントルイスで世界初公開されました。

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1944年10月の録音に関する情報のまとめ

1944年11月の録音産業では、アメリカ音楽家連盟(American Federation of Musicians)との合意成立により、長く停止していた大手会社の商業録音が再開へ向かいました。ラジオ・コーポレーション・オブ・アメリカ社(Radio Corporation of America)のアールシーエー・ヴィクター部門(RCA Victor Division)とコロムビア・レコーディング社(Columbia Recording Corporation)は、11月11日の合意を受けて新規録音の再始動を打ち出しました。一方、デッカ・レコード・インコーポレイテッド(Decca Records, Inc.)とキャピトル・レコード・インコーポレイテッド(Capitol Records, Inc.)は、11月の業界誌上で新譜・広告活動を継続しており、戦時下のレコード市場では、録音再開と既存各社の積極的な商品展開が同時に進んでいました。

アールシーエー・ヴィクター部門

ラジオ・コーポレーション・オブ・アメリカ社(Radio Corporation of America)のアールシーエー・ヴィクター部門(RCA Victor Division)は、1944年11月11日にアメリカ音楽家連盟(American Federation of Musicians)との合意に達し、商業録音を直ちに再開する方針を示しました。業界誌は、この合意が27か月に及んだ録音停止状態の終結を意味すると伝えています。再開後の初期動向として、ヴォーン・モンロー(Vaughn Monroe, 1911–1973)がヴィクター側の新録音に動くことも報じられ、同部門は市場への復帰を速やかに進めました。

コロムビア・レコーディング社

コロムビア・レコーディング社(Columbia Recording Corporation)も、1944年11月11日にアメリカ音楽家連盟(American Federation of Musicians)との合意に達し、商業録音の再開へ踏み出しました。業界誌では、同社が長期の録音停止から脱したことが大きく扱われ、再開後の録音計画の一例として、ハリー・ジェイムズ(Harry James, 1916–1983)がコロムビア側の最初期の録音予定者として報じられました。これにより、戦時下に停滞していた同社の新録音供給は再び動き始めました。

デッカ・レコード・インコーポレイテッド

デッカ・レコード・インコーポレイテッド(Decca Records, Inc.)は、1944年11月の時点でも新譜展開を活発に継続していました。11月11日号の業界誌では、ジュディ・ガーランド(Judy Garland, 1922–1969)による『ザ・トロリー・ソング』(The Trolley Song)を収めたデッカ盤が新譜評に掲載され、映画音楽とレコード市場を結びつける商品展開が確認できます。大手2社の録音再開が報じられる一方で、デッカ・レコード・インコーポレイテッドは既存の供給体制を生かし、11月も市場向けの新作訴求を続けていました。

キャピトル・レコード・インコーポレイテッド

キャピトル・レコード・インコーポレイテッド(Capitol Records, Inc.)は、1944年11月の業界誌上で広告活動と作品訴求を継続していました。11月11日号では、キング・コール・トリオ(The King Cole Trio)の盤がレコード評で取り上げられ、同号および11月25日号にはキャピトル盤の品質を前面に出した広告も確認できます。録音再開をめぐる大手会社の動きが注目されるなか、キャピトル・レコード・インコーポレイテッドは、既存商品の魅力を打ち出す販売促進を続けていました。