1945年8月に録音された音楽

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1945年8月に録音された音楽

1945年8月は、第二次世界大戦(World War II)の終結局面が急速に進んだ月です。8月6日、アメリカ合衆国は広島市へ原子爆弾を投下し、8月9日には長崎市へも投下しました。これにより非戦闘員である一般市民20万人以上が犠牲になりました。8月8日、ソビエト社会主義共和国連邦(Union of Soviet Socialist Republics)は日本へ宣戦を通告し、同月9日から交戦状態に入ると表明しました。8月12日には、原子爆弾開発の概要を示す『軍事目的の原子エネルギー』(Atomic Energy for Military Purposes)が公表されました。日本では8月14日にポツダム宣言(Potsdam Declaration)の受諾が決定され、『大東亜戦争終結ニ関スル詔書』が発布され、翌15日に昭和天皇(1901–1989)の放送として伝えられました。8月17日にはインドネシア独立宣言(Proclamation of Indonesian Independence)が発せられ、同日、ジョージ・オーウェル(George Orwell, 1903–1950)の『動物農場』(Animal Farm: A Fairy Story)がイギリスで刊行されました。

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1945年8月の録音に関する情報のまとめ

1945年8月の録音関連資料からは、終戦期の不安定な情勢下でも、主要企業が広報資料の発行、レコード広告、出版周辺事業、製造設備の整備を継続していたことが確認できます。当月資料で活動を直接確認できる企業として、キャピトル・レコード・インコーポレイテッド(Capitol Records, Inc.)、コロムビア・レコーディング・コーポレーション(Columbia Recording Corporation)、ラジオ・コーポレーション・オブ・アメリカ(Radio Corporation of America)のアールシーエー・ビクター部門(RCA Victor Division)、マジェスティック・ラジオ・アンド・テレビジョン・コーポレーション(Majestic Radio & Television Corporation)を整理します。

キャピトル・レコード

キャピトル・レコード・インコーポレイテッド(Capitol Records, Inc.)については、1945年8月付の社内資料『ザ・キャピトル』(The Capitol)第3巻第8号が確認できます。また、『ビルボード』(The Billboard)1945年8月25日号は、同社が音楽出版事業へ踏み出した動きを報じています。資料上、1945年8月の同社は、レコード事業に加えて周辺権利事業の拡張を進めていたことが確認できます。

コロムビア・レコーディング

コロムビア・レコーディング・コーポレーション(Columbia Recording Corporation)については、1945年8月付の『コロムビア・マスターワークス』(Columbia Masterworks)資料の存在が確認できます。現時点で確認できる範囲では、同月資料の内容全体を精査できていないため、具体的な販売施策や個別商品の詳細は資料上確認できませんが、同社が1945年8月にもクラシック系レコード資料を発行していたことは確認できます。

アールシーエー・ビクター

ラジオ・コーポレーション・オブ・アメリカ(Radio Corporation of America)のアールシーエー・ビクター部門(RCA Victor Division)については、『ビルボード』(The Billboard)1945年8月11日号に RCA Victor 20-1711、同月18日号に RCA Victor 20-1715 の広告が確認できます。少なくとも1945年8月の時点で、同部門がレコード商品の継続的な販売促進を行っていたことが直接確認できます。

マジェスティック

マジェスティック・ラジオ・アンド・テレビジョン・コーポレーション(Majestic Radio & Television Corporation)については、『ビルボード』(The Billboard)1945年8月18日号が、イリノイ州エルジンで新しいディスク・プレス工場の建設を開始したと報じています。これは、同社が戦後需要を見据えてレコード製造能力の拡充に動いていたことを示す、1945年8月の直接的な企業活動です。