1945年6月に録音された音楽

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1945年6月に録音された音楽

1945年6月は、第二次世界大戦(World War II)の終結処理と戦後秩序の設計が同時に進んだ月でした。6月5日、ドイツの敗北およびドイツに関する最高権限の引受けに関する宣言(Declaration Regarding the Defeat of Germany and the Assumption of Supreme Authority with Respect to Germany by the Governments of the United States of America, the Union of Soviet Socialist Republics, and the United Kingdom, and the Provisional Government of the French Republic)が署名され、ドイツ統治の新たな枠組みが示されました。6月11日には、政治的・社会的問題に関する委員会報告(Report of the Committee on Political and Social Problems、通称フランク報告書)がまとめられ、核兵器の使用と国際管理をめぐる重大な論点が提起されました。6月21日、沖縄戦(Battle of Okinawa)では組織的抵抗の終結が記録され、太平洋戦争は最終局面へ進みました。6月24日にはモスクワ戦勝パレード(Moscow Victory Parade)が赤の広場で実施されました。6月26日、国際連合国際機構会議(United Nations Conference on International Organization)の成果として国際連合憲章(Charter of the United Nations)が署名されました。さらに6月29日、チェコスロヴァキア共和国(Czechoslovak Republic)とソビエト社会主義共和国連邦(Union of Soviet Socialist Republics)は、トランス・カルパチア・ウクライナに関する条約(Treaty between the Czechoslovak Republic and the Union of Soviet Socialist Republics concerning the Trans-Carpathian Ukraine)に署名しました。

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1945年6月の録音に関する情報のまとめ

1945年6月の同時代業界資料では、アメリカ合衆国(United States of America)の主要レコード企業が、録音制作、新譜告知、販売店向け広告を継続していたことが確認できます。ラジオ・コーポレーション・オブ・アメリカ・アールシーエー・ヴィクター部門(Radio Corporation of America, RCA Victor Division)は著名楽団を用いた集中的な録音を進め、コロムビア・レコーディング・コーポレーション(Columbia Recording Corporation)、キャピトル・レコード社(Capitol Records, Inc.)、デッカ・レコード・インコーポレイテッド(Decca Records, Inc.)、マジェスティック・レコード社(Majestic Records, Inc.)は、業界紙上で新譜や販売力を訴求しました。加えて、シグネチャー・レコード(Signature Records)は、製造基盤の拡張と大編成バンド企画を伴う成長局面に入ったことが報じられています。

ラジオ・コーポレーション・オブ・アメリカ・アールシーエー・ヴィクター部門

ビルボード誌(The Billboard)1945年6月2日号は、ラジオ・コーポレーション・オブ・アメリカ・アールシーエー・ヴィクター部門(Radio Corporation of America, RCA Victor Division)が、デューク・エリントン(Duke Ellington, 1899–1974)に5日間で23面を録音させたと報じています。同記事では、24面目がトミー・ドーシー・アンド・ヒズ・オーケストラ(Tommy Dorsey and His Orchestra)との録音であったことも記されています。6月30日号では、新譜広告として「A New RCA Victor Double Feature」が掲出されており、同社が録音制作と販売訴求を並行して進めていたことが確認できます。

コロムビア・レコーディング・コーポレーション

ビルボード誌(The Billboard)1945年6月2日号には、コロムビア・レコーディング・コーポレーション(Columbia Recording Corporation)が「Columbia Record No. 36423」を新発売として告知する広告が掲載されています。広告文では、同盤をコイン式音楽機械業者とレコード小売業者の双方に向けて訴求しており、1945年6月時点で同社が業務用需要と一般小売の両市場を意識した販売展開を続けていたことが読み取れます。

キャピトル・レコード社

キャピトル・レコード社(Capitol Records, Inc.)は、ビルボード誌(The Billboard)1945年6月号で販売店向け広告を継続して展開しました。6月9日号では、同社盤が小売店の利益形成に結びつくことを強く訴求し、6月30日号では「Capitol Records bring you profits on a platter!」という広告表現が確認できます。これらは、同社が当月も流通現場に向けて積極的な販促活動を続けていたことを示しています。

デッカ・レコード・インコーポレイテッド

デッカ・レコード・インコーポレイテッド(Decca Records, Inc.)は、ビルボード誌(The Billboard)1945年6月30日号で、同社盤がビルボード人気表(Billboard Popularity Chart)に入っていることを前面に出した広告を掲載しました。広告では「Caldonia」「Somebody Done Changed the Lock on My Door」「Mop! Mop!」などを挙げ、チャート実績を販売訴求の中心に据えています。1945年6月の資料上では、同社が人気作の市場浸透を積極的に宣伝していたことが確認できます。

マジェスティック・レコード社

マジェスティック・レコード社(Majestic Records, Inc.)は、ビルボード誌(The Billboard)1945年6月の複数号で広告掲載が確認できます。6月2日号、6月9日号、6月30日号では、同社名と所在地が明示された広告が掲載されており、1945年に本格展開を進めていた新興企業として、業界紙を通じた継続的な存在感の訴求を行っていました。当月資料からは、広告活動の継続は確認できますが、特定の録音セッションの実施内容までは確定できません。

シグネチャー・レコード

ビルボード誌(The Billboard)1945年6月9日号は、シグネチャー・レコード(Signature Records)について、プレス工場の確保と大編成バンド録音の企画を報じています。同記事は、同社を小規模レコード企業の中で本格的な拡張を進める存在として扱っており、1945年6月時点で、独立系企業が製造面と録音企画の双方を強化しようとしていたことを示しています。