1945年11月に録音された音楽

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1945年11月に録音された音楽

1945年11月は、戦後秩序の形成と社会再建が同時に進んだ月でした。11月10日、インドネシアのスラバヤではスラバヤの戦い(Battle of Surabaya)が大規模化し、独立をめぐる衝突が激しさを増しました。11月15日、ハリー・エス・トルーマン(Harry S. Truman, 1884–1972)、クレメント・リチャード・アトリー(Clement Richard Attlee, 1883–1967)、ウィリアム・ライアン・マッケンジー・キング(William Lyon Mackenzie King, 1874–1950)は、原子力に関する共同宣言(Joint Declaration on Atomic Energy)に署名しました。11月16日には国際連合教育科学文化機関憲章(Constitution of the United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)がロンドンで採択され、11月20日には国際軍事裁判所(International Military Tribunal)による主要戦争犯罪人裁判(Trial of the Major War Criminals before the International Military Tribunal)が開廷しました。11月27日にはコーポレイティブ・フォー・アメリカン・レミッタンス・トゥ・ヨーロッパ(Cooperative for American Remittances to Europe)が設立されました。アメリカ合衆国では、肉類の配給が11月23日に終了し、チーズ・缶入り乳製品・油脂の配給も11月で終わり、戦時統制の緩和が進みました。

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1945年11月の録音に関する情報のまとめ

1945年11月の録音関連資料からは、戦時体制から平時市場への移行期における各社の再編、販促、契約拡大の動きが確認できます。アールシーエー・ビクター部門(RCA Victor Division of Radio Corporation of America)では月刊販促誌の継続と新しい販売企画が見られ、コロムビア・レコーディング社(Columbia Recording Corporation)とデッカ・レコード社(Decca Records, Inc.)では当月向けの商品資料が確認できます。キャピトル・レコード社(Capitol Records, Inc.)は自社刊行物と新雑誌計画を進め、ミュージクラフト社(Musicraft Corporation)では所有関係の変化、マジェスティック・レコーズ社(Majestic Records, Inc.)とマーキュリー・レコード(Mercury Records)では契約・流通面の拡張が確認できます。

アールシーエー・ビクター

アールシーエー・ビクター部門(RCA Victor Division of Radio Corporation of America)については、1945年11月付の『アールシーエー・ビクター・レコード・レビュー(RCA Victor Record Review: The Magazine of Musical Fact and Comment)』が確認できます。また、『ビルボード(The Billboard)』1945年11月17日号は、同部門が「1曲1楽団」型の新しいディスク企画を打ち出したと報じています。これは、ジュークボックスや小売市場を意識した戦後初期の販売戦略として位置づけられます。

コロムビア・レコーディング

コロムビア・レコーディング社(Columbia Recording Corporation)については、1945年11月分の『コロムビア・マスターワークス(Columbia Masterworks)』、および1945年11月–12月分の同資料が確認できます。さらに、議会図書館(Library of Congress)の資料群には、1945年9月–1948年3月を範囲とするマスターワークス関連のレーベル・コピーシートが含まれており、1945年11月時点で同社がクラシック系商品の継続的な展開を進めていたことがうかがえます。個別資料の全掲載内容までは、現時点で確認できません。

デッカ・レコード

デッカ・レコード社(Decca Records, Inc.)については、1945年11月向けの『ニュー・デッカ・レコーズ(New Decca Records)』が確認できます。加えて、『バンド・リーダーズ(Band Leaders)』1945年11月号は、ボビー・ハケット(Bobby Hackett, 1915–1976)が同社向けに2組のアルバムを制作する予定であること、さらにビング・クロスビー(Bing Crosby, 1903–1977)とオーソン・ウェルズ(Orson Welles, 1915–1985)を組み合わせた特別発売企画が準備されていることを報じています。これらは同月時点の計画情報であり、発売完了の時期は別資料との照合が必要です。

キャピトル・レコード

キャピトル・レコード社(Capitol Records, Inc.)については、1945年11月号の自社刊行物『ザ・キャピトル(The Capitol)』が確認できます。また、『ビルボード(The Billboard)』1945年11月10日号は、同社関係者が業界向けと一般読者向けの双方を意識した新しい音楽誌『ノート(Note)』の刊行を計画していると報じています。実際の創刊時期は、この報道のみでは確認できませんが、同社が録音販売に加えて情報発信の拡充を進めていたことは明らかです。

ミュージクラフト

ミュージクラフト社(Musicraft Corporation)については、1945年11月にジェファーソン・トラヴィス社(Jefferson Travis Corporation)が同社株式を取得したことが確認できます。この動きは、戦後の独立系レコード会社再編の一例として重要です。買収の細部条件や、その直後の制作方針の変化については、現時点で確認できる資料だけでは確定できません。

マジェスティック・レコーズ

マジェスティック・レコーズ社(Majestic Records, Inc.)については、『ダウン・ビート(Down Beat)』1945年11月15日号が、ジョージ・パクストン(George Paxton, 1914–1989)が同社と録音契約を結んだと報じています。同号では、同社の新録音や新譜展開に関する記述も確認でき、マジェスティック・レコーズ社が1945年11月時点で積極的にレパートリー拡充を進めていたことがわかります。

マーキュリー・レコード

マーキュリー・レコード(Mercury Records)については、『ビルボード(The Billboard)』1945年11月17日号が、同レーベルが新たな専属契約を進めていることを報じています。同号には、レコード・ディストリビューターズ社(Record Distributors, Inc.)によるマーキュリー・レコードの広告も掲載されており、1945年11月の段階で、同レーベルが契約面と流通面の双方で拡張局面にあったことが確認できます。