1946年12月に録音された音楽

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1946年12月に録音された音楽

1946年12月は、戦後秩序の制度化と各地域の再編が同時に進んだ月でした。12月9日、インド制憲議会(Constituent Assembly of India)が初会合を開きました。12月10日には、パーシー・ウィリアムズ・ブリッジマン(Percy Williams Bridgman, 1882–1961)がノーベル物理学賞(The Nobel Prize in Physics 1946)を受賞しました。12月11日、国際連合総会(United Nations General Assembly)は国際連合国際児童緊急基金(United Nations International Children’s Emergency Fund)の設立を決議し、同日に国際連合総会決議第95号(I)「ニュルンベルク裁判所憲章および判決により認められた国際法原則の確認」(Affirmation of the Principles of International Law recognized by the Charter of the Nürnberg Tribunal)を採択しました。12月14日には国際連合本部(Headquarters of the United Nations)の恒久所在地がニューヨーク市に定められ、12月15日には国際難民機関憲章(Constitution of the International Refugee Organization)が承認されました。12月19日、トンキンで大規模な敵対行為が発生し、後に第一次インドシナ戦争(First Indochina War)の開戦として位置づけられる局面に入りました。12月20日には『素晴らしき哉、人生!』(It’s a Wonderful Life)がニューヨークで公開され、12月31日、ハリー・S・トルーマン(Harry S. Truman, 1884–1972)は大統領布告第2714号「第二次世界大戦における敵対行為の終結」(Proclamation 2714: Cessation of Hostilities of World War II)を発しました。

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1946年12月の録音に関する情報のまとめ

1946年12月の録音産業では、戦後市場の拡大を背景に、大手各社の新譜展開、録音実務、契約活動、企業広報が活発に確認できます。ラジオ・コーポレーション・オブ・アメリカ(Radio Corporation of America)のアールシーエー・ヴィクター部門(RCA Victor Division)は累計10億枚目のレコード製造到達を迎え、コロムビア・レコーディング社(Columbia Recording Corporation)とデッカ・レコード・インコーポレイテッド(Decca Records, Inc.)は業界紙上で複数の新譜が取り上げられました。さらに、キャピトル・レコード社(Capitol Records, Inc.)、エムジーエム・レコード(MGM Records)、マーキュリー・レコード(Mercury Records)、ミュージクラフト・レコード社(Musicraft Records, Inc.)についても、同月の録音計画、事業活動、契約、録音実施を示す記録が確認できます。

アールシーエー・ヴィクター

1946年12月号の『オーディオ・レコード(Audio Record)』は、ラジオ・コーポレーション・オブ・アメリカ(Radio Corporation of America)のアールシーエー・ヴィクター部門(RCA Victor Division)が、ニュージャージー州カムデンで累計10億枚目のレコードを製造したと報じています。同誌はこれを、ヴィクター・トーキング・マシン社(Victor Talking Machine Company)の創業地における録音産業上の大きな節目として扱っています。1946年末の同部門は、戦後の大量生産体制と流通需要の高まりを象徴する存在として位置づけられます。

コロムビア

『ザ・キャッシュ・ボックス(The Cash Box)』1946年12月16日号では、コロムビア・レコーディング社(Columbia Recording Corporation)の盤番号 Columbia 37188 および Columbia 37153 が新譜評で扱われています。これらの記事から、同社が1946年12月にもポピュラー音楽およびダンス音楽分野の新譜展開を継続していたことが確認できます。年末商戦期において、コロムビア・レコーディング社(Columbia Recording Corporation)は新作盤の紹介を通じて市場訴求を続けていました。

デッカ

『ザ・キャッシュ・ボックス(The Cash Box)』1946年12月16日号では、デッカ・レコード・インコーポレイテッド(Decca Records, Inc.)の盤番号 Decca 18923 が新譜評で取り上げられています。同記事は、同社がダンス楽団を中心とするレパートリーを年末期にも継続して市場へ送り出していたことを示しています。1946年12月のデッカ・レコード・インコーポレイテッド(Decca Records, Inc.)は、新譜供給を維持しながら戦後のレコード需要に対応していました。

キャピトル

『ザ・ビルボード(The Billboard)』1946年12月14日号には、キャピトル・レコード社(Capitol Records, Inc.)で12月20日に録音予定が組まれていたことを示す記述があります。録音対象の詳細は同記事だけでは確認できませんが、同社が1946年12月にも具体的な録音実務を進めていたことは資料上確認できます。キャピトル・レコード社(Capitol Records, Inc.)は、戦後の米国レコード市場で拡大する自社制作活動を継続していました。

エムジーエム

『ザ・キャッシュ・ボックス(The Cash Box)』1946年12月16日号は、エムジーエム・レコード(MGM Records)について、対外発表は多くない一方で、本部側の活動が進んでいる旨を報じています。具体的な新譜計画や録音内容の全容は同記事のみでは確認できませんが、エムジーエム・レコード(MGM Records)が1946年12月時点で事業活動を活発化させていたことは読み取れます。戦後新興レーベルの一角として、同社は市場参入後の展開を本格化させつつありました。

マーキュリー

『ザ・ビルボード(The Billboard)』1946年12月21日号は、マーキュリー・レコード(Mercury Records)が南部・西部での巡回活動中に新規契約を進めていたと報じています。記事の記述から、マーキュリー・レコード(Mercury Records)は1946年12月にも所属人材の拡充と商品開発に関わる契約活動を継続していたことが確認できます。新興レーベルとしての営業展開と録音資源の確保が並行して進められていました。

ミュージクラフト

『ザ・ビルボード(The Billboard)』1946年12月7日号は、ミュージクラフト・レコード社(Musicraft Records, Inc.)でデューク・エリントン(Duke Ellington, 1899–1974)の録音が行われたことを報じています。確認できる記事の範囲では、同社は1946年12月にも著名音楽家を起用した新規録音を継続していました。ミュージクラフト・レコード社(Musicraft Records, Inc.)は、戦後期のジャズおよびポピュラー音楽録音において独自の存在感を示していました。