1952年4月に録音された音楽

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1952年4月に録音された音楽

1952年4月は、戦後秩序の再編と各国政治の緊張、技術革新、大衆文化の拡大が同時に進んだ月でした。4月28日、日本国との平和条約(Treaty of Peace with Japan)が発効し、連合国軍による日本占領は終了しました。翌4月29日には、オーストラリア、ニュージーランド及びアメリカ合衆国間の安全保障条約(Security Treaty between Australia, New Zealand and the United States of America)が発効しました。ボリビアでは4月9日、国民革命運動(Movimiento Nacional Revolucionario)がラパスで蜂起し、軍事政権打倒へ向かう革命が始まりました。アメリカ合衆国では、ハリー・S・トルーマン(Harry S. Truman, 1884–1972)が4月8日に、一定の鉄鋼会社の工場及び施設を接収し運営するよう商務長官に指示する大統領令第10340号(Executive Order 10340: Directing the Secretary of Commerce To Take Possession of and Operate the Plants and Facilities of Certain Steel Companies)を発しました。科学技術分野では、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ社(International Business Machines Corporation)が4月に新型電子計算機を株主へ示しました。文化面では、4月11日に映画『雨に唄えば』(Singin’ in the Rain)が公開されました。

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1952年4月の録音に関する情報のまとめ

1952年4月の録音関連業界では、米国市場を中心に、話題性の高い舞台作品の録音企画、ポピュラー盤市場における競争、レーベル流通網の拡張、45回転盤の普及、海外音源に関わる契約活動が確認できます。当月の同時代業界紙『ザ・ビルボード』(The Billboard)では、キャピトル・レコード社(Capitol Records, Inc.)、コロムビア・レコード社(Columbia Records, Inc.)、デッカ・レコード社(Decca Records, Inc.)のコーラル・レコード(Coral Records)、マーキュリー・レコード社(Mercury Record Corp.)、コロシアム・レコード(Colosseum Records)の動向が具体的に報じられました。

キャピトル・レコード

『ザ・ビルボード』(The Billboard)1952年4月12日号は、キャピトル・レコード社(Capitol Records, Inc.)が、ジョージ・バーナード・ショー(George Bernard Shaw, 1856–1950)の舞台作品『ドン・ファン・イン・ヘル』(Don Juan in Hell)の録音権を得て、ドラマ・カルテット(Drama Quartet)による録音を進めると報じました。記事に示された出演者は、セドリック・ハードウィック(Cedric Hardwicke, 1893–1964)、アグネス・ムーアヘッド(Agnes Moorehead, 1900–1974)、シャルル・ボワイエ(Charles Boyer, 1899–1978)、チャールズ・ロートン(Charles Laughton, 1899–1962)です。同時期の業界紙には、同社が新たなオールスター形式のヒルビリーおよびウェスタン巡業企画を準備していたことも記されています。

コーラル・レコード

『ザ・ビルボード』(The Billboard)1952年4月12日号は、デッカ・レコード社(Decca Records, Inc.)のコーラル・レコード(Coral Records)が、自社所有の配給支社を通じた販売網拡張を打ち出したと報じました。これは、レーベル商品の流通体制を強化し、小売市場での展開を広げるための企業活動として確認できます。

マーキュリー・レコード

『ザ・ビルボード』(The Billboard)1952年4月19日号は、マーキュリー・レコード社(Mercury Record Corp.)について、同社の45回転盤流通が「約20%増」と報じました。4月時点で、同社は新規格盤の流通拡大を進めており、シングル市場における45回転盤の重要性が高まっていたことが読み取れます。

コロシアム・レコード

『ザ・ビルボード』(The Billboard)1952年4月19日号は、コロシアム・レコード(Colosseum Records)がヴァチカン放送局(Vatican Radio)との契約を締結したと報じました。米国のレコード会社が欧州の放送機関と結びつき、宗教・文化音源を含む海外レパートリーの取り込みを進めていたことを示す動きです。契約期間や具体的な発売計画の詳細は、当該記事の確認範囲では確定できません。

コロムビア・レコード

『ザ・ビルボード』(The Billboard)1952年4月26日号は、コロムビア・レコード社(Columbia Records, Inc.)のポピュラー盤が同誌チャート上で優勢であると分析しました。これは、1952年4月時点で同社がポピュラー音楽市場において強い存在感を示していたことを伝える同時代評価です。記事からは、個別商品の制作方針や発売計画の全体像までは確認できません。