1902年2月に録音された音楽

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1902年2月に録音された音楽

1902年2月は、外交・都市インフラ・社会運動・反トラスト政策・戦争犯罪裁判など、近代社会の輪郭がいくつも同時進行で浮かび上がった月でした。対外関係では、日英同盟(Anglo-Japanese Alliance)が公表され、東アジアをめぐる列強関係に新しい枠組みが加わりました。都市の側では、ベルリン地下鉄(Berlin U-Bahn)の最初の路線が開業し、20世紀型の大都市交通の象徴が現実のものになります。政治・社会では、ワシントンD.C.で国際女性参政権同盟(International Woman Suffrage Alliance)の最初の国際会議が開かれ、女性参政権運動の国際連携が具体化しました。経済・法の分野では、北部証券会社(Northern Securities Company)をめぐる反トラストの動きが進み、アメリカ合衆国(United States of America)のシャーマン反トラスト法(Sherman Antitrust Act)運用が大企業統合へ向かい始めます。軍事・国際法の面では、第二次ボーア戦争(Second Boer War)の末期に、ハリー・“ブレーカー”・モーラント(Harry “Breaker” Morant, 1864–1902)とピーター・ジョゼフ・ハンドコック(Peter Joseph Handcock, 1868–1902)が捕虜殺害事件で処刑され、戦時の「命令」と個人責任をめぐる論争を残しました。

Confirmed recordings this month: 0

1902年2月の録音に関する情報のまとめ

1902年2月に限定して、日付(少なくとも月まで)が一次資料または同等に信頼できる資料で確定できる「個別の録音(収録)」「新譜の発売日」「規格の公式発表」などを、複数件かつ網羅的に列挙できる資料は、現時点で確認できません。一方で、円盤レコードの供給体制に直接関わる出来事として、コロンビア・フォノグラフ・カンパニー(Columbia Phonograph Company)がグローブ・レコード・カンパニー(Globe Record Company)を取得したこと(引き渡しを含む)は1902年2月の事象として確認できます。

コロンビア・フォノグラフ・カンパニーによるグローブ・レコード・カンパニー取得(1902年2月)

1902年2月、コロンビア・フォノグラフ・カンパニー(Columbia Phonograph Company)は、ディスク(円盤)供給源の一つだったグローブ・レコード・カンパニー(Globe Record Company)を取得し、ディスク事業の継続に必要な設備・マスター等を自社側へ取り込みました。これは当時の円盤レコード製造・供給の実務(どこがプレスし、どのブランドで継続するか)に直接影響する出来事で、1902年2月という月単位で確定できる「録音産業の動き」として位置づけられます。