Music recorded in January 1902

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Music recorded in January 1902

1902年1月30日、グレートブリテン及びアイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Ireland)と大日本帝国(Empire of Japan)は日英同盟(Anglo-Japanese Alliance)に署名し、東アジアの勢力均衡を意識した二国間同盟を正式化しました。オーストラリア連邦(Commonwealth of Australia)では1902年1月1日からオーストラリア連邦移民制限法1901(Immigration Restriction Act 1901)の運用が始まり、入国制限の枠組み(いわゆる「ホワイト・オーストラリア」政策の中核)が制度として動き出しました。米国では1902年1月1日、パサデナのトーナメント・オブ・ローズの東西フットボール・ゲーム(Tournament East–West football game、のちのローズボウルの起点)が実施され、祝祭行事とスポーツ興行が結びつく大規模イベントの先例になりました。英国の出版文化では1902年1月17日付でタイムズ・リテラリー・サプリメント(The Times Literary Supplement)が創刊され、新聞の付録として書評・出版情報の専門枠を制度化しました。科学研究の制度面では1902年1月29日、アンドリュー・カーネギー(Andrew Carnegie, 1835–1919)らが米国で研究支援組織(カーネギー研究機関の母体)を始動させ、寄付による基礎研究支援を明確な目的として掲げました。舞台芸術では1902年1月20日、アレクサンドル・ゴルスキー(Alexander Gorsky, 1871–1924)版のバレエ『ドン・キホーテ』(Don Quixote)がサンクトペテルブルクのマリインスキー劇場(Mariinsky Theatre)で初演され、20世紀以降の上演系譜に影響する版の成立として位置づけられています。

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1902年1月の録音に関する情報のまとめ

現時点で、1902年1月に限定して一次資料級(業界史研究として参照される文献を含む)で月まで確定できる「録音(収録)」「発売(頒布)」「会社・制度の発表」等のトピックとして確認できたのは、ディスク製造・供給網をめぐる会社買収に関する1件のみでした。

ヴィクター側によるグローブ・レコード・カンパニー買収(1902年1月19日)

1902年1月19日、エルドリッジ・R・ジョンソン(Eldridge R. Johnson, 1867–1945)は、バート・カンパニー(Burt Company)からグローブ・レコード・カンパニー(Globe Record Company)を1万ドルで買収し、コロンビア・フォノグラフ・カンパニー(Columbia Phonograph Company)が同社に製造委託していたクライマックス(Climax)ディスクのマスター群が移送される事態が起きました。これにより、当時のディスク事業でコロンビア側が依存していた供給経路が一時的に競合側の統制下に入ったことが、1902年初頭の録音産業の力学を示す具体例として確認できます。