1907年4月に録音された音楽
1907年4月は、帝国会議(Imperial Conference)が1907年4月15日からロンドンで開かれ、イギリス帝国の自治領・防衛・通商などをめぐる協議が進みました。ブラジルでは、ミナス・ジェライス級戦艦(Minas Geraes-class battleship)のネームシップであるミナス・ジェライス(Minas Geraes)が1907年4月17日に起工され、南米の海軍拡張競争を象徴する動きとして注目されます。アメリカ合衆国では、ジェームズタウン博覧会(Jamestown Exposition)が1907年4月26日に開幕し、植民地成立300年記念の大規模行事として展開しました。外交面では、オスマン帝国の関税引上げに関する協定(Convention of April 25, 1907, regarding the raising of the Turkish customs tariff)が1907年4月25日付で言及されるなど、通商条件をめぐる国際調整も進みました。社会・文化の側面では、エジプトでアル・アハリ・スポーティング・クラブ(Al Ahly Sporting Club)が1907年4月24日に創設され、反植民地主義期の学生・知識人の結集拠点としての性格を帯びて出発しました(創設者オマル・ロトフィ(Omar Lotfy, 生没年不明))。
この月の確認されている録音:0曲
1907年4月の録音に関する情報のまとめ
1907年4月について、一次資料として月日が明確に確認できる録音関連トピックとしては、ナショナル・フォノグラフ・カンパニー(National Phonograph Company)が業界向けに発行したエジソン・フォノグラフ・マンスリー(Edison Phonograph Monthly)における「1907年5月新譜(シリンダー)出荷と販売解禁の運用」が挙げられます。これ以外の「1907年4月に実施された録音セッション」「1907年4月に一般発売された特定タイトル」などを、月まで確定できる一次資料で裏づける情報は、現時点で確認できる信頼性のある情報は存在しません。
エジソン・レコードの1907年5月新譜に関する出荷・販売解禁(1907年4月)
エジソン・フォノグラフ・マンスリー(Edison Phonograph Monthly)の1907年3月号(1907年5月新譜案内)では、新譜は「1907年4月27日までに(合衆国・カナダの)卸業者へ到着するよう出荷する」一方で、卸業者による販売開始(再出荷を含む)を「1907年4月27日午前8時以前は禁止」とし、さらに補遺・販促物は「1907年4月20日以降に小売へ配布可、ただし一般公衆への流布は1907年4月27日以前は禁止」という統制が明記されています。これにより、1907年4月下旬に「新譜情報の段階的開示」と「販売解禁時刻の統一」が制度的に運用されていたことが確認できます。
