1900年2月に録音された音楽

この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

1900年2月に録音された音楽

1900年2月、アメリカ合衆国とグレートブリテン及びアイルランド連合王国は、中米地峡運河をめぐるヘイ=ポーンスフォート条約(Hay–Pauncefote Treaty)案に1900年2月5日付で署名し、運河の中立化などを規定しました。南太平洋では、サモア諸島に関する三国条約(Tripartite Convention)が1900年2月16日に公布され、サモア諸島の分割と旧来の取り決めの廃止が明確化されました。グレートブリテン及びアイルランド連合王国では、1900年2月27日–28日にロンドンで労働代表委員会(Labour Representation Committee)設立のための会議が開かれ、労働者代表の議会進出を目指す新組織が発足しました。ニュージーランドではワンガヌイ・オペラハウス(Wanganui Opera House)が1900年2月9日に公式開場し、市立劇場としての文化拠点が整いました。南アフリカでは第二次ボーア戦争(Second Boer War)が転機を迎え、1900年2月15日にキンバリー包囲が解除され、同月27日にパールデベルフでの降伏、28日にレディスミス包囲の解除が続きました。

この月の確認されている録音:0曲

1900年2月の録音に関する情報のまとめ

1900年2月は、録音物(サウンドレコード)の複製を商業的に行う工程に関して、日付が1900年2月と明記された特許資料が確認できます。一方、主要レーベルの公式カタログや業界紙などで「1900年2月」と月単位で特定できる録音・発売告知は、今回参照した範囲では資料上確認できませんでした。

複製盤製造の工程とセルロイド複製に関する特許(1900年2月5日出願)

アメリカ合衆国特許(United States Patent)第666,819号「Permanent copy of sound-records or the like」は、1900年2月5日に出願され、1901年1月29日に特許化されています。内容は、原盤からゼラチン(chromatized gelatin)でマトリックス(反転型の型)を作り、シェラック(shellac)やワックス(wax)などで支持体を与えたうえで、マトリックス表面に液状セルロイドを薄層で塗布し、接着層を介してセルロイド層を交互に積層することで、微細な凹凸を壊さずに「永久的な複製」を得る工程を述べています。円筒形のサウンドレコード(graphophones/phonographs)への適用を例示し、工程の反復(積層)によって「より実質的(substantial)な」複製を得る狙いが記されています。また、特許明細書にはアメリカン・グラフォフォン・カンパニー(American Graphophone Company)への譲渡が記載されています。