1893年3月に録音された音楽

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1893年3月に録音された音楽

1893年3月は、政治・都市生活・植民地支配・交通技術の動きが同時に見えやすい月です。アメリカ合衆国では1893年3月1日に外交使節の階級に関する法令(Diplomatic Appropriation Act)が言及され、同月4日にはグロバー・クリーブランド(Grover Cleveland, 1837–1908)が第24代アメリカ合衆国大統領として就任しました。イングランドのリヴァプールでは1893年3月6日にリヴァプール高架鉄道(Liverpool Overhead Railway)の一般営業が始まり、電気鉄道の運用史で重要な節目になります。西アフリカでは1893年3月10日にコートジボワール(Côte d’Ivoire)がフランスの植民地となったことが確認できます。日本では1893年3月17日に川越大火が発生し、市街地の広い範囲が焼失した出来事として記録されています。

この月の確認されている録音:0曲

1893年3月の録音に関する情報のまとめ

1893年3月の「録音」そのものについては、特定の日付まで確定できる一次情報が限られます。一方で、当時の蓄音機文化や円筒記録(シリンダー)をめぐる市場・展示・メディアの動きは、雑誌記事やアーカイブ公開資料から断片的に確認できます。以下は、1893年3月に関連づけて言及できる範囲(または1893年の録音史資料として参照できる範囲)を、未確認点は未確認として整理したものです。

ザ・フォノグラムの「世界博覧会」特集号(1893年3月)

1893年のシカゴの博覧会に関連して、雑誌「ザ・フォノグラム(The Phonogram)」が1893年3月号および4月号で「世界博覧会」特集号(“The World’s Fair Number”)として扱われた、という言及が確認できます。ただし、この言及だけからは、1893年3月中に「特定の録音が行われた」ことや「録音日」が確定するわけではなく、あくまで当時の蓄音機界が博覧会を強く意識して情報発信していた、という状況証拠にとどまります。

世界コロンブス記念博覧会の会期と、蓄音機展示をめぐる文脈

世界コロンブス記念博覧会(World’s Columbian Exposition)は1893年5月1日–10月31日に一般公開されたことが確認できます。したがって、1893年3月は会期そのものではありません。とはいえ、同博覧会と蓄音機(フォノグラフ)を結びつけて語る資料が複数存在し、会期直前の時点で蓄音機関連の宣伝・記事・関心が高まっていた可能性はあります(ただし「可能性」であり、1893年3月の録音実施を確定する根拠にはなりません)。