1899年4月に録音された音楽
1899年4月11日、パリ講和条約(Treaty of Peace between the United States of America and the Kingdom of Spain)が批准書交換により発効し、スペイン=アメリカ戦争の講和が国際法上確定しました。1899年4月14日–19日には、イギリス植民地香港の新界で新界六日戦争(Six-Day War of 1899)が発生し、租借地編入への武装抵抗が短期で終息しました。アイルランドでは1899年4月6日にアイルランド地方自治法1898(Local Government (Ireland) Act 1898)にもとづく最初の地方選挙が行われ、1899年4月22日前後から各カウンティ・カウンシルが発足しました。フィリピンでは1899年4月21日からサン・イシドロ作戦(San Isidro)が始まり、フィリピン=アメリカ戦争(Philippine–American War)の戦線が北方へ拡大しました。医学界では1899年4月刊『ディー・ハイルクンデ(Die Heilkunde)』にクルト・ヴィットハウアー(Kurt Witthauer, 生没年不明)によるアセチルサリチル酸(後のアスピリン)の臨床報告が掲載されました。文芸では『ブラックウッズ・エディンバラ・マガジン(Blackwood’s Edinburgh Magazine)』でジョセフ・コンラッド(Joseph Conrad, 1857–1924)の『闇の奥(Heart of Darkness)』が1899年2月–4月に連載されました。
この月の確認されている録音:0曲
1899年4月の録音に関する情報のまとめ
1899年4月は、アメリカ合衆国のシリンダー産業において、外部供給に依存していた録音原盤(マスター)の調達構造が転換していく局面として位置づけられます。一次資料・研究整理の範囲で月まで確定できる事項として、ナショナル・フォノグラフ・カンパニー(National Phonograph Company)とウォルカット・アンド・リーズ(Walcutt & Leeds)の取引終了、およびウォルカット・アンド・リーズ(Walcutt & Leeds)の閉鎖が確認できます。
ナショナル・フォノグラフ・カンパニーとウォルカット・アンド・リーズの取引終了
ナショナル・フォノグラフ・カンパニー(National Phonograph Company)は創業初期、マスター供給を外部に依存する期間がありましたが、ウォルカット・アンド・リーズ(Walcutt & Leeds)との関係は1899年4月に終了したと整理されています
- https://adp.library.ucsb.edu/pdfs/edison_2m-cyls.pdf
- https://mainspringpress.org/wp-content/uploads/2026/01/AMERICAN-RECORD-CO_ed2-v3.pdf
ウォルカット・アンド・リーズの閉鎖と在庫移管
ウォルカット・アンド・リーズ(Walcutt & Leeds)は1899年4月に閉鎖し、残存在庫はエクセルシオル・アンド・ミュージカル・フォノグラフ・カンパニー(Excelsior & Musical Phonograph Company)に引き継がれたと整理されています。
- https://mainspringpress.org/wp-content/uploads/2026/01/AMERICAN-RECORD-CO_ed2-v3.pdf
- https://adp.library.ucsb.edu/pdfs/edison_2m-cyls.pdf
