1895年2月に録音された音楽
1895年2月、東アジアでは日清戦争が終盤に入り、威海衛(Weihaiwei)が2月17日(史料により2月18日)に陥落したとされ、清国の北洋艦隊は大きな打撃を受けました。カリブ海ではキューバ独立戦争(Cuban War of Independence)が2月24日の蜂起から始まり、ホセ・マルティ(José Martí, 1853–1895)らの独立運動が武力闘争へ転じます。技術面では、ルイ・リュミエール(Louis Lumière, 1864–1948)とオーギュスト・リュミエール(Auguste Lumière, 1862–1954)が2月13日にシネマトグラフ(Cinématographe)関連の特許をフランスで申請し、記録メディアの地平が広がりました。同月19日にはエミール・ベルリナー(Emile Berliner, 1851–1929)のグラモフォン(Gramophone)関連のアメリカ合衆国特許が成立し、円盤式録音の実用化が加速します。
この月の確認されている録音:0曲
1895年2月の録音に関する情報のまとめ
1895年2月の録音史では、月日が確定できる出来事は多くありません。その中で確認できる重要点は、エミール・ベルリナー(Emile Berliner, 1851–1929)によるグラモフォン(Gramophone)の特許成立(1895年2月19日)など、円盤式録音技術の制度面の進展です。一方で、当月の具体的な録音セッションや発売日の月次確定は、残存資料の制約から未確認です。
エミール・ベルリナーとグラモフォン特許
1895年2月19日、エミール・ベルリナー(Emile Berliner, 1851–1929)はグラモフォン(Gramophone)に関するアメリカ合衆国特許第534,543号(Letters Patent No. 534,543)を取得しました。特許文面には、ユナイテッド・ステーツ・グラモフォン・カンパニー(The United States Gramophone Company)への譲渡が記されており、円盤式録音の商業展開を支える技術的・権利的基盤として位置づけられます。
1895年のエジソン系シリンダー機の動き
トーマス・アルバ・エジソン(Thomas Alva Edison, 1847–1931)に関連するシリンダー式では、エジソン・スプリング・モーター・フォノグラフ(Edison Spring Motor Phonograph)が1895年に登場したとされています。ただし、1895年2月という月次の発売・普及開始時点は資料上確認できず、当月の出来事としては未確認です。
