1892年12月に録音された音楽

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1892年12月に録音された音楽

1892年12月は、フランス共和国(French Republic)とリベリア共和国(Republic of Liberia)の国境画定に関する条約がパリ(Paris)で署名され、アフリカ西岸の境界線が更新されました。12月20日にはクエッタ(Quetta)周辺で大地震が発生し、甚大な被害が伝えられています。文化面では雑誌『ヴォーグ(Vogue)』創刊号がアメリカ合衆国(United States of America)で刊行され、サンクトペテルブルク(Saint Petersburg)ではピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky, 1840–1893)のバレエ『くるみ割り人形(The Nutcracker)』が初演されました。産業史ではワーナー・フォン・ジーメンス(Werner von Siemens, 1816–1892)が死去し、電気技術を牽引した世代の節目となりました。

この月の確認されている録音:0曲

1892年12月の録音に関する情報のまとめ

1892年12月は、フォノグラフの再生機構や記録媒体、そしてコイン投入型の娯楽装置に関する合衆国特許(United States patent)が成立していることが確認できます。特許資料から、録音再生を支える部品技術と利用形態の同時進行が読み取れます。

フォノグラフ・リプロデューサー

1892年12月20日、トーマス・アルバ・エジソン(Thomas Alva Edison, 1847–1931)によるフォノグラフの再生装置(リプロデューサー)に関する合衆国特許(United States patent)第488,190号が成立しました。再生装置の構造と機能を特許明細として示しており、当時の録音再生機構がどのように設計されていたかを追う基礎資料になります。

フォノグラフ・リプロデューサー

1892年12月20日、エジソンによるフォノグラフの再生装置(リプロデューサー)に関する合衆国特許(United States patent)第488,190号が成立しました。再生装置の構造と機能を特許明細として示しており、当時の録音再生機構がどのように設計されていたかを追う基礎資料になります。

フォノグラム・ブランク

同じ1892年12月20日、エジソンによる記録媒体の空白体(フォノグラム・ブランク)に関する合衆国特許(United States patent)第488,191号が成立しました。記録媒体を安定して用意するための設計上の工夫を扱う特許で、録音の前提条件である「書き込む媒体」をめぐる技術課題が明確に示されています。

コイン・コントロールド・シアトリカル・ショー

1892年12月6日、エドワード・T・バーズオール(Edward T. Birdsall, 生没年不明)が、可動人形・舞台装置・照明とフォノグラフを組み合わせたコイン投入型の興行装置について、合衆国特許(United States patent)第487,510号を取得しました。特許明細では、行進曲に合わせた兵隊人形の動きなど、再生音に視覚的演出を同期させる発想が述べられており、録音再生が街頭娯楽の装置群へ組み込まれていく具体例として位置づけられます。